フランス旅行記6日目(最終日)

シャンパーニュ2日目今日はこの旅の最終日です。

寝てるなんて勿体無いので、早起きしてランスの町をジョギング。

私、葡萄畑だけでは無くフランス観光もちゃんとしております。

これまで数多くあるフランス中のユネスコ世界遺産もかなり回ってますが

今回始めて来るのがランスのノートルダム大聖堂。楽しみにしてました。

歴代フランス国王の戴冠式が行われたところです。

でも修繕中…あるある。よくある。いいんです裏から見ても綺麗ですから…

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さてこの旅最後の生産者訪問はアンボネのマルゲです。

小さな生産者のイメージだったのですが

入口を見た限りでは結構大きそうだし

ウェルカム的雰囲気満載です。って言うか書いてある。

本当に勝手な話ですが、こういう間口の生産者は正直良いイメージ無いんだよな~

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ブノワ マルゲに挨拶しそのまま畑へ。

アンボネのル パルクという区画を見せて頂きました。

非常に綺麗に整った畑は既に芽かきも終えてます。収量は2生産者より多め。

ブルゴーニュでは、なだらかな斜面の畑を最良の場所とされていますが

ブノワ曰く、ここいらでは平らな場所にクレという独特の石灰岩土壌があり

斜面の区画よりも平らな土地が良しとされているそうです。

ちょうど私達が畑に着いた時、馬で耕作しているところだったのですが

その1頭の馬が非常に大きくビックリしました。

まるで葦毛の黒王です。ラオウの影が見えた。

ブノワ マルゲ白い黒王

地上階にあるセラーに移動して2013年を樽から試飲。

リューディ毎に試飲していきますが、他の生産者よりも

白ワインとして十分美味しく感じられる状態の物が多い。

そして地下2階のカーヴに降り見学。

30万本のストックがあり凄い迫力です。どの位の畑を持っていれば

こんなにワインをストックできるのか?でも聞くと持ち畑は10haのみで

2haはネゴシアンに売っているそうです。なので年間8ha。思ったより全然少ない。

サピエンス用に買っている葡萄はあるものの、こんなにストックできる場所と

資金と歴史があるこのレヴェルの造り手は本当に貴重です。

欲しくても買えないワインが多過ぎますから。

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サロンに移動して瓶から試飲。

全体的に日本での印象通りムースが柔らかくしっとりした

シャンパーニュで、やはり良い物です。

朝早起きした為ちょっとだらけてくる私。

そこで出された1か月前に抜栓したというシャンパーニュ。

正直こうゆうの好きじゃないんですよね。

大体、思いっきり酸化してるのに「美味いでしょ!最高だよね」

まわりの人も「最高!なんで?」みたいな話になり

私バカらしくて帰りたくなるパターンがあまりにも多いので…

疑いながら口にしたそのワインに文字通り目が醒める。

酸化した様子など微塵も無く、水晶の様な透明感と

清流の様な活き活きとしたミネラル感にしっかりとした形で残る果実感。

嘘だと言ってくれた方がむしろシックリ来ます。ブノワ マルゲありがとう。

いい経験させて頂きました。10年のサピエンス恐るべし!!

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楽しかった生産者行脚も終了。う~さみしい。

昼食は時間が無いのにランスのレストラン ル フォッシュ(Le Foch)に。

雰囲気、サーヴィス、料理すべてのレヴェルが高い。ワインリストは見てないわ。

今回の旅行で間違い無く最高のレストランなのに1時間しかない…

ちくしょ~!!俺は時間あるのに~!!

この旅最後の締めにセロスを2本と巨大リ・ド・ヴォーのロースト ポルトのソース

次回ランスに来たら必ず来ようと心に誓う。

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食事を終え、ここでラシーヌさん主催のツアー終了そして解散。お疲れ様でした!

初めてお会いしたF丸さんに熱いハートを感じ、I井さんに豪快さと

気持ちの良い適当さを勉強させていただき、Hさんはいいとして

ラシーヌのG田さんT原さんに対する生産者からの絶大な信頼感を感じ

G田さんの息子さんRei君やA井君にこれからのワイン業界の光を感じ

M輪さんの悪意のあるFB投稿に怒りを覚え

ベッキーさんや多くのワイン関係者の方々に温かさを感じた

非常に充実したツアーでした。もしまたこの様な機会があったら

またお声掛けして頂けるよう日々精進し頑張ります。ありがとうございました。

 

ここからはおまけ

TGVでパリに向かう人、リヨンやボーヌに車で向かう人。個々に別れて行きます

私はシャンパーニュアルデンヌChampagne-Ardenneの駅からTGVで直接CDGに行く為

Rei君にエペルネーまで送ってもらいそこからお土産の買い物スタート。

全然調べて来なかったのでしょうがないのですが

歩いても歩いてもいい店なんて分かりません。やっぱり事前リサーチは大事です。

ここでは良さげなショコラティエでマールとフィーヌの入ったボンボンをゲット。

電車の関係で、もうちょっと見たかったけど諦めランス戻る。

フランスの田舎の在来線はどこも一緒ですが本数が異常に少ないです。

写真はエペルネのノートルダムと駅。

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ランスに戻った私はランス1と評判のエピスリー

オー ボン マンジェ(Au Bon Manger)へ。

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そんなに種類がある訳ではありませんが美味しそうなパテやソーセージ

リエット、生ハム、チーズ、ショコラ、シャンパーニュまであります。

ブノワ ライエの飲んだ事の無いキュヴェとアルバンヌ100%のシャンパーニュや

ブノワ マルゲのリューディ物 レ クレイエールなど中々な品揃え。

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がっつり買ってTGVの駅で電車でも待つかと

トラムに乗って駅に行くと暗雲が…

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いや…本当に暗雲でした…

詳しく書きたくないので書きませんが

何しろアクシデントがありましてCDG行きのTGVに乗れず(最終便)

どう仕様も無いのでタクシーで飛行場まで行く。

タクシーの運転手に間に合うか聞いたところ

「お前タクシーっていう映画知らねえか?俺はあれ位早え!」

みたいなノリで絶対間に合うと言いながら、途中から頭をポリポリする始末。

案の定離陸30分前で当然乗れず…踏んだり蹴ったり…最悪

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新しいチケットを買うにも売り場は閉まってますし

改めてホテルを探す気力も無く

生まれてこの方こんなに打ちのめされたことは無いくらい沈む。

いい経験なんてきれい事を言うつもりはございません。

こんなに人恋しく、家に帰りたかった事は無いっす。助けて~。

結局、パリで楽しく食事をし楽しんでいたH兄のエールフランス便と一緒の便に。

搭乗口でH兄がこちらに歩いて来た時は本当に嬉しかった。

そんなこんなで最後に落とし穴はあったものの

非常に充実した旅だった事に変わりは無く

私のわがままを聞いてくれてお店を守ってくれていた

スタッフ、嫁さん、お客様に感謝です。ありがとうございました。

そしてフランスありがとう!またすぐ帰ってきます!それでは~アビアント~

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